縁は異なもの味なもの

先日、名古屋駅に降り立って

うどんが食べたくなり、久しぶりに「山本屋本店」に

そこで、相席になった人と会話が弾んだ

 

もちろん、初対面

正面に座られて、目があった瞬間に

ニコッと微笑まれた

それに応えるように、「どちらからですか?」

と声をかけ、色々話していたんだけれど

 

若い人からすると、初対面同士が親しげに話すのが滑稽なのか

こちらを見て、クスクス笑っている

でも、そこはおばさん同士

気にすることなく、おしゃべりを続け

食べ終わるころには、お互いの連絡先を交換

翌日晴れていたら、一緒に名古屋観光をしようということになった

 

その人は、北海道小樽からの旅行で名古屋に

身の上話や、職場のこと、甥や姪の話まで

30~40分の間に、色々なことを聞いた気がする

途中、そこまで私が聞いてしまってもいいのかな?

と思うほどだったんだけど、聞いてくれる相手がほしかったのかもしれない

もしそうであったのなら、お役に立てたのかな

 

結局、お天気が悪いため

市内の美術館等を回るから、と連絡があり

行動を共にすることはなかったが、

「いつか、ご一緒しましょうね

 昨日は、声をかけてくださって嬉しかった。

 楽しい時間でした」と言ってくださった

 

袖振り合うも他生の縁

相席しただけの、些細な縁かもしれないが

どんな小さな縁も、大事にしたい

そう思えた出愛だった